2016年04月09日の土曜日
メルセデスE500でご来店の清田様
ガラスケースの中に鎮座するTCMの
希少な縦目クロノグラフ
ブルーの2カウンターダイヤルに一目惚れ!
秒針を排除したシンプルなクロノグラフが
病と心を排除でこれぞストライクな語呂合わせで御座います。
清田さまは医療関係に従事されるその道のエキスパートでも御座います!
ミッレミリアの特別限定モデルで,
弊社の割り当ては僅か1本の超レアモデルです。
No 6068 CRONO LAFESTA 2015 TC7025 LAFESTA/196
プライス 486,000円 税込みです。
手続きはAFFメンバーズカードでの1回払いで決済されました。
TCMの最大の魅力はその造り込みの良さと、
イタリアン流のセンスとコストパフォーマンスに優れた、
製品全体の良心的な金額設定にあるのかも知れません。
ポンっと選んだお気に入りの機械式腕時計で、
プライスタグが軽く100万円オーバーでは正直躊躇います。
最近の機械式腕時計の価格の値上がり具合は、
ある意味異常と言えるくらい急激な高騰状態で御座います。
円が安く現地のレートの比率構成もさることながら、
簡単にはコレクションが増やせない状況なんだと思います。
また斬心的なデザインや魅力ある製品が非常に少なく、
売れ筋の定番モデルが単に小型化されているだけに過ぎません。
世の中全体の流れですからこれも仕方の無い事といえば、
確かにそうなのですが、企業努力で改善出来る余地は、
まだまだアイディア次第では数多く残されているのだと思いました。
海外ブランド製品は最終的に例外無く順調期から安定期に突入すると、
意識の奢り昂りに勘違いをし独自のルールを販売店へと振りかざして参ります。
単純に拘りもセンスも関係無く売れば良いという経済原理の押しつけが蔓延して来たら、
熱い中間支持者には静かに見放されます。
動きが止まれば悪循環でこの流れが加速して行くのかも知れません。
本物のコレクターが追加で欲しいと思えるような機械式腕時計の価格設定。
そしてコストパフォーマンスに優れたバランスの良い価格帯の見直し!
これを疎かにしているとある日を境に動きが止まる時代なのかも知れません。
機械式腕時計に携わって27年間のインスピレーションでは御座いませんが、
本質的なストライクゾーンとは何か?深く考えさせられる時代の到来です。
COLLECTION - TERRA
CHRONO LA FESTA 2015
「La Festa Mille Miglia 2015」。
そのレースの入賞者に配られる為に製作されたモデル
「クロノ・ラ・フェスタ2015」。レースでの
視認性を優先するため、秒針を取り除いた、
シンプルながらも個性あるイタリアデザイン。
Toshifumi Kako